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冠婚葬祭のコムウェル[結婚式・ご葬儀・互助会] wrote

【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.002

セレモニースタッフの感動物語

皆さん、おはようございます。今回は、大切な葬儀をお手伝いするセレモニー事業部スタッフの感動物語をご紹介します。

 

 

第二方面セレモニーサービス課 日野 大地

『絆を繋ぐお手伝いを』

葬儀の仕事に携わっていると、ご遺族から大変ありがたいお言葉を頂く機会があり、そのたびに私は感動とともに仕事へのやりがいを感じています。私が葬儀のお手伝いをさせていただき、早5年が経過いたしました。その中でお客様との様々な繋がりができ今日に至ります。

 

自身が今まで打ち合わせをしたご葬家約300件の中でも特に印象に残っている施行をご紹介します。あるご葬家のお話です。故人様は60歳の若さでガンを宣告され、発症後半年で他界されてしまいました。

 

病院へお迎えに行くと先ずは自宅へ連れて帰りたいという要望がありましたので自宅へ搬送し、安置をいたしました。その際『久々に妻を自分のベッドで寝かせてあげられた』とご主人が涙ながらに喜んでおられましたので、そのまま葬儀の打ち合わせはできないと判断し、翌日の打ち合わせとなりました。

 

翌日、自宅に伺うとまずはじめにご主人とご長女に相談があると言われヒアリングすると、葬儀を行う際『妻は音楽がとても好きでよくクラシックを一緒に聞いていた。またベコニアというお花がとても好きだったので葬儀に取り入れることはできないか?』との事でした。

 

菩提寺も無いとの事でしたので音楽葬を提案し、祭壇も根がつくベコニアは葬儀で使用したことがないのでフラワーセクションと何度も打ち合わせをし、今までにない生花祭壇を作り上げました。

 

通夜当日式場を拝見された時ご主人とご長女がイメージ通りに作ってくれたと泣いて喜んでくれた事を今でも思い出します。告別式最後のお別れを親族で済ませた後、ご主人が妻(故人様)と話をしたいと言われたのでお別れの時間を用意させて頂きました。

 

その中でご主人が奥様に言われた『ありがとう、ずっと愛してるよ』という言葉に親族は勿論の事、その場にいたスタッフも胸が熱くなり、想いが伝わったように感じました。通夜、告別式と全てが終わった後にご葬家を訪問した際、ご主人から『あっという間に終わってしまったが、これで会えなくなってしまうと思うと寂しいなと言う気持ちと、妻を無事に送り出せた安堵感があります』と言って頂き、私の想いが施行を通して届いたように感じ、感激いたしました。今でもこの言葉が励みになっています。

 

その後も1周忌が終わった半年後に連絡があり、横浜に住んでいる義母が亡くなったのだが妻の葬儀がとても良かったので、今回もお願いしたいので妻方の親戚を口説き、高円寺で執り行いたいとご連絡を頂き、施行させて頂きました。施行をする際、ご家族の絆の深さを知り、またその絆を繋ぐお手伝いができた事をうれしく思いました。この気持ちをいつまでも継続し、これからもスタッフ全員で心に響く葬儀式を作り上げて参ります。