【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.004
セレモニースタッフの感動物語
こんにちは、本日ご紹介するのは、新卒で入社し、三年目を迎えたセレモニーレディの折井咲喜子が経験した心に残るご葬儀と、大切な儀式に携わるスタッフとして「いい式だった」と思っていただけるご葬儀を実現していくための強い想いです。
『思いを伝える』私が縁あって新入社員としてコムウェルに入社し、ご葬儀のお手伝いをさせていただくようになってから、早3年が経過しました。昨年5月からは、葬儀式の司会進行を務めさせていただくようになり、これまでに司会として約230件の葬儀式をお手伝いさせていただきました。
私達女性スタッフはほとんどの場合、通夜式と告別式の2日間しか、お客様と深く接することが出来ません。そのため、お客様の性格や家族構成、どんな葬儀式にしたいと思っているのか、故人様に対する思いなど、事前に担当者からヒアリングし、また、自分自身がお客様から感じたものも大切にしながら、お客様の描く葬儀式を実現できるよう、スタッフ全員で力を合わせています。
お手伝いをさせていただいてきた沢山のご葬儀の中でも、特に心に残っているご葬儀を紹介します。 そのご葬家は、85歳のお母様を亡くされ、喪主をお父様が務められ、1人娘のお嬢様がお父様のサポートをしていらっしゃいました。
私は、通夜式の日に初めてご葬家にお会いした時から、「とても絆の深い、お母様思いの温かいご家族」と強く感じ、「2日間、旦那様とお嬢様がお母様とゆっくり過ごせる場をご提供しよう」と考えました。
ご葬家に故人様とゆっくり過ごしていただくためには、私自身が家族の一員になった気持ちでお手伝いをすると同時に、客観的に計画的を立て、葬儀式を進行していくことが重要です。
そして、この限られた2日間の中でも、特に、ご出棺前の最後のお別れの時間をなるべく多くご提供出来るように、他スタッフにもその旨を伝え、協力しながら式を作り上げていきました。
全てを終え、ご葬家がお帰りになる際、お嬢様からこんなお言葉をいただきました。
このお言葉をいただき、私の思いがお客様に通じていたことに喜びを感じると共に、心のこもった葬儀式は一人では作り上げられない、スタッフ全員が同じ気持ちで望むことが重要である、と強く思い直しました。
大切な人を亡くされ悲しみの中に置かれたご遺族の方々に、私達が出来ることは限られています。しかし、時間の経過とともに悲しみを受け入れ、少しずつ余裕が生まれてきた中で、「いいお式だった」と思っていただける様に、また、コムウェルという存在をより身近なものに出来るように、今後も努力して参ります。
コムウェルホール高円寺 折井 咲喜子 |