冠婚葬祭のコムウェル[結婚式・ご葬儀・互助会] wrote

【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.016

ブライダルスタッフの感動物語

こんにちは。広報担当の石田です。
今回ご紹介するのは、ブライダルフラワースタッフの一条さんです。普通なら捨ててしまうような花の切れ端を使って、素敵なブーケを作られた先輩に憧れ、何年もかけて花の勉強をされたという一条さん。これからもコツコツとフラワーデザイナーとしての道を歩み、素敵なお花でお客様を笑顔にしてくださいね。

 

 

柏日本閣フラワーセクション/一条由美

感謝の気持ちをもつ

 

私は花の業界に入って20年以上経ちます。花に初めて触れたのは仕事帰りに通っていたお花のアレンジ教室でした。事務職をしていた当初は毎日数字を追いかける毎日で、週に数回通うアレンジ教室で生きている花に触れあう事がとても新鮮で、癒されました。

 

事務職が嫌いだった訳ではありませんが、答えが必ずある事務職より型にはまらず自由に創作出来るフラワーアレンジが魅力的で花の業界に転職しました。
花教室の先生に転職の話しをした所、「あなたは小売店で働くよりブライダルフラワーで働く方が向いている」と言われ始めてブライダルフラワーの事を知りました。花の仕事は小売店のイメージしかなかった私には衝撃的でした。直ぐにブライダルフラワーの事を調べ、お花に携わる仕事は小売店だけではなくブライダル・セレモニー等お祝いを初め人生の節目には必ずお花が必要である事も同時に知りました。

 

花の仕事を始めた当初は、職人気質の先輩が多く花を生ける事も出来ず、ハサミすら持たせてもらえませんでした。床に落ちた切りくずの掃き掃除や下準備をする毎日で思い描いていた花の仕事とは程遠いものでした。ある日、いつもの通り掃き掃除をしていると1人の先輩が落ちていた切りくずを拾って小さなブーケを作ってくれました。いつもなら捨ててしまうような花の切れ端を使って、こんなにも素敵なブーケを作れる先輩のようなフラワーデザイナーになりたいと思い、何年も掛けて基礎からしっかり教えて頂きました。

 

ブライダルフラワーに携わり、今まで沢山のお客様のお手伝いをさせて頂きましたが、その中には私の未熟さで希望を叶えてあげられなかったお客様もいました。失敗は決して許されない仕事だと今でも肝に銘じています。一生に一度の結婚式。全てのお客様に笑顔で「結婚式を挙げて本当に良かった!」と言って頂ける様、日々勉強中です。

コムウェルに入社し、ブライダルだけではなくセレモニーのお花に触れる機会が出来ました。同じ花を扱う仕事ですが生け方1つとっても全然違って新たな発見でした。せっかくブライダルとセレモニーの両方が揃っている環境にいるので今後はセレモニーの花も勉強し、自分の幅を広げていきたいと思っています。

 

花の仕事を続ける事が出来たのも、今まで出会った素敵な先輩方とお客様の笑顔です。この仕事を天職だと思い、これからも日々成長しながら続けてまいります。

 

(社内報2017年6月号より転載)