【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.007
セレモニースタッフの感動物語
こんにちは。広報担当の石田です。本日ご紹介するのは、セレモニースタッフの齋藤さんです。司会という新たな試みに、当初は悩むことも多かったと思いますが、日々お客様のために切磋琢磨する中で、お客様自身からのお言葉が何よりの励みになりますね。
お客様から頂いた言葉今年の4月で入社して3年目に入りました。入社してから色々なお式をお手伝いさせて頂きましたが、役割上あまりお客様と直接やりとりをする、という機会は多くはありませんでした。
しかし、昨年の12月に司会としてデビューさせて頂き、今までと比べてお客様とお話しをしたり、打ち合わせをする時間が多くなりました。当初は、司会としての役割をこなすことに一杯いっぱいで、大切な方を亡くされているお客様に対して、どのようにお声をかけたらいいのか、悩む部分が多くありました。そのため、お式が終わった後は、自分の仕事はできていたのか、お客様に自分の司会で満足して頂けたのか、と不安ばかりでした。
ある時、お客様がお帰りになる際に「今日は本当にありがとうございました。お世話になりました」とお声をかけて頂くことがありました。司会に上がる前にもそういったお声をかけてくださるお客様はいらっしゃったのですが、司会に上がってからはこれでいいのか、と不安ばかりだったので、その一言で満足して頂けたんだ、と以前の何倍もの嬉しさがこみ上げました。
司会に少し慣れ始めた頃に担当したお式で、ご葬家の予想より多くのご会葬の方が来訪されました。少人数の家族葬を多くお手伝いしていた私にとっては、それだけで頭の中が真っ白になりました。また、予定にはなかったのですが、故人様が大学時代に所属していた部活仲間の方が、出棺前に故人様に向けて歌をうたってあげたい、とご希望がありました。告別式の日は出棺の時間が決まっていて、最初に決まっていた式次第のままでは、歌の時間をお取りするのが難しい状態でした。ご家族の方に、部活の仲間の方が故人様に向けて歌をうたいたいと仰っている旨をお伝えすると、ご家族の方もぜひそうしてください、と希望されましたので、担当者と相談して開式時間を早め、お別れの時間にお花入れをしながら歌をうたって頂くことといたしました。
お式が終わった後、ご家族の方から「色々と無茶を言ったのに、聞いて下さってありがとうございました」と言って頂けました。最後にそう言って頂けて、がんばってよかったと感じました。その後もお帰りの際に声をかけて頂く機会が増え、中には「あなたの司会とてもお上手だったわ」と言ってくださるお客様もいらっしゃり、その時は自分の司会を褒めて頂けて、とても嬉しく思いました。
司会の仕事はまだまだ経験が浅く、勉強の毎日ですが、自分の司会で感動してもらえる、司会担当が齋藤でよかったと言って頂けるような司会者を目指していきたいと思います。
(社内報2016年5月号より転載) |