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冠婚葬祭のコムウェル[結婚式・ご葬儀・互助会] wrote

【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.010

セレモニースタッフの感動物語

こんにちは。広報担当の石田です。本日ご紹介するのは、セレモニー事業部の白井さんです。お客様に寄り添い、最後まで懇切丁寧に耳を傾けたことがお客様からの感謝の言葉へと繋がったのだと思います。私自身、広報担当として各拠点に取材に行くことが多いのですが、白井さんに限らず、当社社員からよく「寄り添う」という言葉を耳にします。これからも当社の共通する想いとして“お客様に寄り添い、理解し、想いを届けるコムウェル”でありたいと思います。

 

 

板橋営業所 白井惣太

 

心に寄り添う仕事

コムウェルに入社し一年半の研修期間を経て葬儀担当者として独り立ちし、間もない頃に出会ったご家族のエピソードが強く心に残っています。

そのご家族は葬儀の事前相談でコムウェルホール高円寺に来館されました。来訪いただいたのは奥様とご長男・ご長女です。お話を伺うと、喪主はご長男がお務めになる予定で、現在ガンを患い入院しているお父様の葬儀についてのご相談でした。お父様は「自分の葬儀で喪主を務め、残していく家族を今後は引っ張ってほしい」と遺言のような形で仰ったとのことでした。ご長男はお父様の言葉をしっかり受け止め、葬儀の流れや費用、準備するものなど細かく知っておきたいということでしたので、見積もりを作成しながら葬儀の不安を取り除けるよう、お話をさせていただきました。さらに、ご長男と私が同い年ということもあり、世間話や家族のエピソードを話してくださり、ご家族と打ち解けた雰囲気で打合わせをしました。この日はお父様のお見舞いに行かれる時間が迫っていたこともあり終了となりました。

 

翌朝、お父様が亡くなられたと訃報が入り、すぐにご家族のもとへ駆けつけ、連日のお打合せとなりました。事前相談でほとんどの内容は決まっていましたので、喪主様が特に気になされていた会葬者への挨拶や接待についてお話をさせていただきました。

 

お式当日、100名を超える会葬を予定していましたので、ご家族の時間を取るため、お通夜の前にご家族だけでの納棺式を行いました。お通夜では、お父様や喪主様の会社関係の方が多くご参列になり、慌ただしく過ぎる中でも故人を偲ぶ温かい時間となりました。

 

告別式にも多くの会葬が見込まれましたので、通常の時間より30分早く開式し、読経後のお別れの時間を長く設定しました。会葬の方に故人様とお別れのお花入れをしていただき、その後はご家族だけでお酒を飲みたいとのご要望に応え、式場内をご家族だけに使っていただきました。出棺の時間となり式場内に入ると、ご家族が楽しそうに故人様と会話している様子を見て、万感胸に迫る思いでした。

 

お通夜、告別式と全てが終わり、お届け物をご自宅にお持ちした後、「ありがとうございました。葬儀が終わって笑顔でいられるのは、白井さんのおかげです。」と言って頂き、この葬儀に携わることができて本当に良かったと、感激いたしました。

 

今後は高齢化がさらに加速するものと考えられ、葬儀が多様化する中で様々なご葬儀に携わります。ご葬家のすべてのご要望にお応えできるよう更に専門知識を学び、技術を高め、サービスの幅を広げていくと同時に、心に寄り添うことのできる葬儀担当者になれるよう日々、努めてまいります。

 

(社内報2016年9月号より転載)