【スタッフ紹介】わたしの感動物語 No.017
ブライダルスタッフの感動物語
こんにちは。広報担当の石田です。
今回ご紹介するブライダル衣裳スタッフの森川さんは、親友からの「癌で闘病中のお母さんにドレス姿を見せてあげたい」という切なる想いをカタチにしました。感謝のお手紙をもらい、涙が止まらなかったそうですが、タイトルの通り、“私たちにできること”を精一杯努力した結果が、感謝のお手紙に繋がったのだと思います。これからもお客様に寄り添い、感動と輝きを与える衣裳コーディネーターでいてください。
私にできること
コムウェルに入社して、今年で8年目になります。今まで沢山のお客様の幸せのお手伝いをさせて頂きました。身内、友人、知人の婚礼衣裳や晴れ着のお手伝いができたことも貴重な経験となっております。その中でも一番心に残っているのは大好きな親友の婚礼衣裳を担当したことです。 ある日、親友から『相談したいことがあるの。早急にドレス姿の写真撮りがしたくて…。どこか紹介してもらえないかな?』という連絡がありました。詳しい話を聞いてみたら、それは癌で闘病中のお母さんにドレス姿を見せてあげたいという親友の切なる願いでした。私はすぐに写真スタジオを手配し、衣裳選びに立ち会いました。撮影日の夜には、早速写真をお母さんに見せて、家族や婚約者と一緒に楽しい時間を過ごすことができたと聞き、ホッとしたのを今でも覚えています。 しかし、その1か月後に親友のお母さんは天国へと旅立ってしまったのです。私にできることはもっと他になかったのかと思っていた時、親友からメールが届きました。 『いつも一生懸命、全力で協力してくれてありがとう。まだまだ寂しい気持ちでいっぱいだけど、しっかり受け止めて強くなります!人生で初めてウェディングドレスを着た時にそばに居てくれて嬉しかったよ。』 私は涙が止まりませんでした。
その翌年、挙式・披露宴の衣裳を担当させて頂きました。大好きな親友に最高のドレスを着てほしいという想いでドレスを提案しました。水色のカラードレスを着て、お母さんが好きだったかすみ草を髪につけたいというのが親友の希望で、私はただ一着、綺麗な水色に白のレースを使った上品なドレスを提案しました。優しい印象のドレスは正に親友のためのドレスと言っても過言ではない程似合っていて、とても喜んでもらえました。 挙式当日、ドレスとタキシードのコーディネートも大好評で、親友の幸せいっぱいの姿を見て、この仕事のやりがいを感じました。後日、親友から届いた手紙には次のように書いてありました。 『結婚式、人生で一番憧れていたウェディングドレス、そしてお母さんの大好きだった水色のドレスが着たいという心に決めていた想い、全ての願いが叶ったのは瞳のお陰だよ。ありがとうの言葉では足りないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。』 衣裳コーディネーターという素敵な仕事に出会えたことに感謝し、これからも沢山のお客様へ、私にできることを精一杯していきたいです。
(社内報2017年8月号より転載) |